球児初ブルペン「直球が走るイメージで」

[ 2010年2月4日 19:40 ]

今回のキャンプで初めてブルペンに入った阪神の藤川球

 阪神の藤川球が今回のキャンプで初めてブルペンに入った。一番乗りで投球練習を開始した右腕は、プレートの後ろから20球、プレートを踏んで18球を投げて、ミットに快音を響かせた。「けがをしないように準備程度。まだまだ」と控えめな言葉だったが、表情は明るい。

 2007年は46、08年は38セーブを挙げたが、昨季は25セーブに終わった。変化球を多く使わずに、今季は持ち前の直球を軸にするスタイルに戻していく。「チームの勝ちを自分のところで落とさないように。直球が走るイメージを持って投げられるようにしたい」と抱負を語った。
 契約更改後はすっきりとした表情を浮かべていた。「お互い話すことがなかなかないので、球団の方針も話したかった」。首脳陣には自分の思いを伝えたという。
 米大リーグ挑戦については、夢として持ち続けていることを認めた上で「(阪神で)やると決めた以上は覚悟を決めてやる。今どうのこうの言う話ではない」と今季に集中する決意を口にした。

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2010年2月4日のニュース