マー君超えた!楽天の新守護神候補はクルーンも超える

[ 2010年2月4日 08:31 ]

 【楽天担当・間 淳】

 楽天のフアン・モリーヨ投手(26)が3日、沖縄・久米島キャンプで2度目のブルペン投球を行った。最速167キロの守護神候補は自慢の剛速球を披露。首脳陣の評価も上々だった。
 キャンプ初日以来、2日ぶりのブルペン入り。チェンジアップ、スライダーも織り交ぜて計50球を投げた右腕は「きょうは85~90%の力を出した。前回よりもよかったと思う。今後もブルペンで投げながら感触をつかんでいきたい」と手応えを口にした。
 モリーヨの真後ろから投球を見守った佐藤投手コーチも「スピードは十分。田中より速いし、うちではNo・1のスピードだね。フォーム、球威には合格点を与えられる。あとはクイックなどの細かい動きを身に付けられれば」と評価。前回のブルペンでは「160キロ出そう?まだ初めてだからわからない」と話したが、低めに制球された直球にうなずく場面もあった。バックネット裏から熱視線を送ったブラウン監督も「いい球を投げていた。順調に仕上がっているね」と満足げだった。
 マウンドを降りると、佐藤コーチからスライダーの握りについてアドバイスも受けた。「(5日から始まる)第2クールで教わった握りを試してみたい。ブルペンだけでなくキャッチボールでも試せるし、意識して練習したい」。巨人・クルーンを目標とする右腕は日本で成功するため、どん欲に技術を吸収する。

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2010年2月4日のニュース