マーくん“脱ノム流”でローテ守る!

[ 2009年11月9日 06:00 ]

成田空港から米国に出発する楽天・田中

 楽天・田中将大投手(21)が、9日に来日するマーティー・ブラウン新監督(46)の流儀に「YES」の姿勢を見せた。

 投手の肩は消耗品と考えるブラウン監督は「先発投手は100球」をメドにしている。「もちろん勝負どころでは多少の無理はします」とする田中だが、一方で「でも1年間ずっと飛ばしていけるものでもないですから。何よりローテーションを守ること」。シーズンを通して安定した活躍を使命と考える右腕にとって、ブラウン流は願ったりとなる。
 今季は野村前監督から完投を求められるケースも多かった。田中の投球回数はリーグ3位の189回2/3。今季200回到達は西武・涌井1人だったが「200回投げても、次の年に活躍した人の割合は少ないとトレーナーから聞いている」とこだわりはない。今季は5月に右肩の張りで登録を外れたが、エースの自覚もあって「痛くても言えない」。“脱ノム流”であれば、1年間ローテを守るという目標も達成しやすくなる。
 この日は小山、永井とともに、米アリゾナ州でのオーバーホールに出発。現地ではジャイアンツのランディ・ジョンソンが使う施設も使用予定で「(トレーニング法を)体験して、いいものは取り入れたい。(来年)自主トレで行くのもありだと思う」。4年目のさらなる飛躍へ。「監督とはコミュニケーションを取って疑問があれば聞いてみたい」と、視線は早くも来季を見据えている。

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2009年11月9日のニュース