落合監督17分間の猛抗議実らず退場 

[ 2009年10月12日 06:00 ]

<ヤ・中>7回、1死 一塁 デントナへの判定に抗議する落合博光監督ら中日首脳陣

 【中日3―4ヤクルト】レギュラーシーズン最終戦は思わぬ展開が待っていた。中日は3―2の7回1死一塁。左翼ポールを巻いたデントナの2ランの判定をめぐって落合監督が猛抗議。遅延行為で今季2度目、監督就任後3度目の退場処分となった。

 「ビジョンに流れた映像を見て“ファウルじゃないのか?”という抗議だった。ただ、それ以前に審判4人で協議して結論は出ていた。5分間を超える抗議だったので、退場としました」
 佐々木三塁塁審はそう説明した。本塁打の判定の直後に、そのプレーの映像が大型スクリーンに映し出されたため、ファウルと思った指揮官が「ビデオで出てるから収まりつかないぞ。これをどうするんだ?」と審判団に詰め寄ったという。
 ビデオ判定には反対の立場を取ってきたはずの指揮官は冷静さを失い、17分間の猛抗議。一時はベンチからコーチ、選手も飛び出し、もみあい寸前になる場面もあったが、判定は覆らず、落合監督は左翼方面の通用口から歩いて立ち去った。

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2009年10月12日のニュース