首位打者の鉄平「一つの成長と受け止めたい」

[ 2009年10月11日 22:41 ]

6回、中飛に倒れた楽天の鉄平。この試合無安打に終わる

 【楽天0―5ソフトバンク】楽天の鉄平は、2打数無安打で退いた。3割2分7厘とわずかに打率を落としたが、これまでのリードが物を言ってプロ9年目で初の首位打者を獲得。「一番チャンスがあると思っていたタイトル。実際に取れるとは思っていなかったが、一つの成長と受け止めたい」。独特のおとなしい口調で、言葉を選びながら喜びを語った。

 好成績の要因を「考えすぎず、シンプルに自分のやりたいようにできた」と振り返った。シーズン半ばから3番に定着し、8月以降に45打点。勝負強い打撃でチームを初のクライマックスシリーズに導き、「打点を求められるところで、それなりに結果を出せた」と自ら及第点をつけた。
 持ち味が凝縮されているのが、歴代5位タイのシーズン13三塁打という記録だ。外野を抜く鋭い打球を打つ技術と、三塁を陥れる走力。広いKスタ宮城が本拠地という地の利も得て、26歳の巧打者がその魅力を存分に発揮した。

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2009年10月11日のニュース