ドロシー田沢“訳あり”故障者リスト入り

[ 2009年9月23日 06:00 ]

 レッドソックス・田沢の1年目のシーズンが終了した。レ軍は21日、左股関節の張りで田沢を60日間の故障者リスト(DL)に入れたと発表。実際は故障した内野手のグリーンの代わりにマイナーから野手を昇格させるため、大リーグ40人枠を空ける必要が生じたことによる措置。フランコナ監督も「彼は本当に素晴らしい1年を過ごした。期待していた以上の結果を出してくれた」とねぎらった。

 社会人の新日本石油ENEOSからレ軍入りした田沢は、育成が目的の傘下2Aで開幕投手を務めプロデビュー。7月にはマイナーの選抜選手による「フューチャーズ・ゲーム」に参加し、3Aを経て8月7日にメジャーに昇格した。メジャーでは2勝3敗、防御率7・46だった。今後は遠征には同行し、ボストンでは来季に向けた強化メニューに取り組む予定。「チームはこれから(プレーオフに向けて)大事な時期なのに、もう登板がないのは残念。でもメジャーで投げられて、勝てたのは非常に良かった。振り返ってみればいい1年だったし、来季に向けてしっかり準備したい」と前向きに話した。

 ≪松坂ノースロー調整≫20日のオリオールズ戦で今季3勝目を挙げたレッドソックスの松坂は、一夜明けて軽めの調整。室内でランニングなどで汗を流した後は「もともと投げない予定でした」とノースローで練習を切り上げた。肩の消耗を軽減するのが狙いで、マイナー調整時から「メジャーに上がっても強弱をつけてやっていきたい」と話していた調整法を導入。次戦先発する26日ヤンキース戦に向けて、まずはしっかりリフレッシュする。

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2009年9月23日のニュース