福留 後半戦出塁率・485でリーグトップ

[ 2009年8月5日 06:00 ]

 【カブス4―2レッズ】カブスの福留が、1安打2四球で3度の出塁。後半戦だけに限れば、出塁率・485で両リーグトップに躍り出た。

 「きょうは、審判があそこをストライクと言っていた。だから相手バッテリーがそこを使ってくるのは普通」と、5回には厳しい内角球をフルスイングして右越え二塁打。2回に内角直球を見逃して三振に倒れたが、「自分の判断でボールだと思って、ストライクだと言われたら仕方ない。そこを後追いしちゃうと、自分をおかしくしちゃうから」と開き直ると同時に、球審の判定の傾向を把握していた。
 昨季の7月は打率・236、8月以降は1割台と夏場に大失速。しかし今季は「自分の形でしっかり打つ」打撃スタイルが続いている。打てない球は「無理して追いかけない」という姿勢を貫き、それが好球をとらえる思い切りを生んでいる。
 福留は8回にも先頭打者でチーム最多の今季60個目の四球を選び、後続の適時打で生還した。今、最も乗っている1番打者は「あれは大きかったね」と地味な仕事を何より喜んだ。これでチームも7月30日以来の首位に返り咲いた。

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2009年8月5日のニュース