片岡 初スタメンも動じず剛腕攻略

[ 2009年3月17日 06:00 ]

3回、村田の犠飛で生還した片岡(7)を迎える原監督(左手前)ら

 【日本6-0キューバ】片岡は初スタメンにも動じなかった。発熱による体調不良で調整が遅れた中島に代わり「2番・遊撃」で先発出場。初回は二ゴロに倒れたが、3回1死一、二塁からチャプマンの直球を左前運び、マウンドから引きずり降ろした。「ナカジ(中島)が体調を崩したのでナカジの分も頑張ろうという気だった」と胸を張った。

 最速164キロを誇る剛腕攻略は、中島からのアドバイスが効いた。試合前に「ストライクと思った球は高めのボールになる。低いと思った球を打っちゃえ」と助言をもらい、実行した。「1打席目は思ったより速いと感じたのでポイントを前にしました」と始動のタイミングを微調整する余裕もあった。控えでも準備は怠らなかったことが結果につながった。「1本打てたのは僕の中で大きいので良かったです」と、最後はホッとした顔つきでバスに乗り込んだ。

 ≪中島が練習に復帰≫発熱で3日連続で休養していた中島が試合前練習に復帰した。「のどあめをなめているけど、元気になりました。チームに迷惑をかけた分、これから取り返したい」。4日ぶりに体を動かしたとあって、フリー打撃では大振りをせず、ミート中心。首脳陣は無理をさせない方針で、17日の韓国戦の出場も微妙。当日の動きを見て原監督が決断することになりそうだ。

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2009年3月17日のニュース