混乱…WBC初のビデオ判定?審判「見てない」

[ 2009年3月17日 13:21 ]

 16日に行われた野球の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2次ラウンド2回戦のプエルトリコ―ベネズエラで、本塁打のビデオ判定を使ったかどうかで混乱が起きた。

 7回、ベネズエラのR・ヘルナンデスの打球は左中間フェンス上部付近に飛んだ。最初はインプレーと判定されたが、その後本塁打に変更。試合は7分間中断、直後に公式ホームページも実況中継も「初のビデオ判定による本塁打」と報じた。
 しかし、試合後取材に応じた審判員が「ビデオ映像が見られなかったため、最後まで打球の行方を追っていた審判員の判断に従った」と述べ、ビデオ判定は使わなかったことを明らかにした。

 ◆WBCビデオ判定 本塁打なのかどうか、微妙な打球に限って今大会から採用。フェンスを越えたのかどうか、もしくはポールのどちら側を通過したのかが分かりづらいと、チーフ審判員が認めた場合のみ。米大リーグでは昨季途中から採用されている。(共同)

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2009年3月17日のニュース