李恵践 ヤクルト待望の“Gキラー”だ!

[ 2008年11月28日 06:00 ]

韓国から来た期待の左腕、イ・ヘチョン(李惠踐)が会見に臨み、高田繁監督も期待の笑み

 待望の左腕が“Gキラー”になる。ヤクルトは27日、李恵践投手(29=韓国・斗山)の入団会見を東京・新橋の球団事務所で行った。年俸80万ドル(約7600万円)プラス出来高の2年契約で背番号は49。最速151キロ左腕は「優勝に貢献できるように頑張る」と抱負。急きょ同席が決まった高田監督は「球に力がある。巨人打線は力のある球じゃないと抑えられない」と、今季6勝18敗と最も苦手とした古巣への“刺客”に指名した。

 母国での巨人戦中継を見て昨年から日本でのプレーを夢見ていたという李恵践は、対戦したい相手に今季MVPを獲得したラミレスを指名し「自分は強打者に強いので」と自信を見せた。また、サムスン時代の李スンヨプとの対戦も6年間で打率・239(71打数17安打)と好相性。来季も「先輩だけど最善を尽くして抑えたい」と意気込んだ。

 ヤクルトの左投手は今季、巨人打線を対戦打率・242と抑えた(右投手は・286)が、機能したのは石川と村中のみ。8月下旬に左ひじ痛で離脱した村中は現在も回復途上だ。救世主として加入する男は「先発なら10勝以上しないといけない」と期待の大きさを受け止めていた。

 ◆李恵践(イ・へチョン)1979年3月12日、韓国・釜山生まれの29歳。釜山商から98年ドラフト2位でOB(現・斗山)入団。03年は中継ぎで17試合連続を含む83試合に登板。今季は先発で7勝5敗、防御率4・69。通算559試合で53勝40敗6セーブ、防御率4・16。06年WBCの韓国代表候補入りし、同年アジア大会に出場。1メートル84、88キロ。左投げ左打ち。血液型B。既婚。

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2008年11月28日のニュース