サヨナラの虎!またサヨナラ~~!矢野だ

[ 2008年9月13日 18:35 ]

10回、阪神1死一塁、矢野が左越えにサヨナラの二塁打を放つ

【神1―広0】阪神がサヨナラ勝ちでこのカードの勝ち越しを決めた。0―0の延長10回1死一塁から、矢野が左越え二塁打を放って決めた。7回無失点の下柳ら投手陣の踏ん張りが光った。広島は好投の前田健を援護できず、勝率5割復帰を逃した。

 ≪両手挙げて大はしゃぎ!≫「やりました!」。矢野が甲子園の大観衆に向かって叫んだ。その表情にはサヨナラ打の喜びと、苦しい戦いに終止符を打った安堵感が入り交じる。両チームとも無得点の延長10回、矢野の一振りが試合を決めた。
 まずは先頭の葛城が右安打。すかさずベンチは関本を代打に送った。10日に死球を受けた右ひじの状態は万全とは言えない。バント失敗で1死一塁となる。仲間のこのミスを矢野のバットが帳消しにした。
 「結果論だけど、ミスを救えるのがいいチーム」と矢野。左越えに二塁打を放ち、サヨナラ勝ちの瞬間を見届けると、両手を挙げて子供のようにはしゃいだ。
 下柳が7回無失点。後を受けたアッチソンと藤川も無失点で続いた。9回は無死一塁から嶋が放った飛球を金本が滑り込んで好捕。矢野は「うれしいのは中継ぎが粘ってくれた。カネ(金本)の守備もナイスプレー」と、自分のことのように喜んだ。
 ここのところの4勝はすべてサヨナラ勝ち。得点力不足は相変わらずだ。それでも結束力でもぎ取った1勝は大きい。

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2008年9月13日のニュース