新日石 一丸でつかんだ決勝進出!

[ 2008年9月8日 19:26 ]

 【都市対抗 新日本石油ENEOS5-4ホンダ】新日本石油ENEOSはチーム一丸で勝利をつかんだ。13年ぶりの決勝進出に大久保監督は「やっとたどり着いた感じ」と話した。

 大黒柱の田沢が不調だった。1回にいきなり3点本塁打を浴びた。「このままどうなるかと思った」というほど直球が走らなかった。2回以降は何とか無失点で切り抜けたが、毎回のように走者を背負う苦しい投球だった。

 そんな流れを変えようと指揮官はナインに言葉をかけた。「田沢が苦しむこともある。何とかしよう」。打線がすかさず応えた。2―3の5回に途中出場の須藤が「完ぺきです」という逆転2点本塁打を放つ。野手だけではない。7回2死満塁で田沢を救援した広瀬は「あれが僕の仕事」と4番岡野を右直に抑えた。

 監督の目指してきた総合力を本番で発揮して、頂点まであと1勝。田沢は「明日もチーム全員一つとなって勝ちたい」と9度目の全国制覇を誓った。

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2008年9月8日のニュース