金本“最後”の広島球場 笑顔で飾れず

[ 2008年9月8日 06:00 ]

<広・神>6回、栗原の打球に頭から飛び込んだ金本だが、惜しくもボールはグラブの外

 【阪神2-5広島】“最後”の広島市民球場に阪神・金本は笑顔で別れを告げられなかった。2―5で広島に敗戦。「野球選手として育ててもらった球場。寂しいものはある」と振り返った。チームにとって最後の広島市民での公式戦。2点先取された直後の6回無死満塁から金本の二ゴロで1点を返したが、後続を断たれた。金本は4回に中前打を放ったが、8回2死では中飛。これが最後の打席となった。91年にドラフト4位で広島に入団。93年8月8日のヤクルト戦ではプロ初安打を放った。「その時はこれであと少しは1軍にいられるんじゃないかなと思ったよ」。広島出身の金本にとって原点の球場での黒星で、雨で試合のなかった巨人と4ゲーム差に詰まり、優勝マジックも1日で消滅。アニキが感傷にひたる時間はない。

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2008年9月8日のニュース