桐生一監督「キツネにつままれた気持ち」

[ 2008年7月31日 23:10 ]

 群馬・桐生第一高校の福田治男監督は31日夜、野球部員が強制わいせつ容疑で逮捕されたことについて「名前を聞いた時はまさかと、キツネにつままれたような気持ちになった。練習熱心でまじめな子なのに」と沈痛な面持ちで話した。

 全国高校野球選手権大会出場のため、すでに大阪入りしているチームに一報が入ったのは同日午前7時。校長から青柳正志部長へ「部員が逮捕されたという情報がある」と電話があったという。生徒たちには大阪市内の球場で午前9時過ぎ、練習を中断して伝えた。チームメートの逮捕という情報に、ほとんどの選手はぼうぜんとした様子で、再開後の練習も集中力を欠いた状態だったという。
 最終的な処置は8月1日の全国理事会などで決まるが、福田監督は「みんな3年間頑張ってきたので大会には出させてあげたいが…。部員から逮捕者が出た事実は重く受けとめなければいけない」と複雑な思いを口にした。

続きを表示

2008年7月31日のニュース