タイブレーク制導入 IBAF会長が明言

[ 2008年7月31日 15:57 ]

 国際野球連盟(IBAF)のハービー・シラー会長は31日、東京都内で会見し、延長11回以降は無死一、二塁の状況から攻撃を開始するタイブレーク制を北京五輪から導入すると明言した。

 野球は2012年のロンドン五輪で実施競技からの除外が決定しており、16年以降の五輪での復活に向け、国際オリンピック委員会(IOC)からは試合時間の短縮などが求められている。シラー会長は「(北京は)球場を通じて野球をIOCに印象づける最後のチャンス」と説明した。
 日本は全日本アマチュア野球連盟を通じ、ルール変更決定までの経過が明確ではない、などとして抗議文を出していた。シラー会長は「日本の懸念は当然だが、批判や抗議とは受け取っていない。五輪復帰に必要だと理解してほしい」と話した。
 この日、シラー会長と会談したプロ野球の加藤良三コミッショナーは「混乱を生じさせたことは申し訳ないと言われた。日米で意見交換を綿密にすることを確認した」と会談の内容を明かした。

 ▼加藤良三プロ野球コミッショナーの話 事情や経緯を聞き、日本側が当惑させられたことを説明した。IOCとの関係づくりのために姿勢を見せる必要があるとのことだった。日本の指摘に反論はしないと言われた。

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2008年7月31日のニュース