みそぎ二岡 15日から三塁で1軍復帰か

[ 2008年7月12日 06:00 ]

丸刈りにした二岡は帽子を取ってチームメートにあいさつする

 フリーアナウンサーの山本モナ(32)との不倫騒動を報じられた巨人・二岡智宏内野手(32)が11日、川崎市内のジャイアンツ球場にみそぎの丸刈り頭で現れた。約3時間、黙々と汗を流した二岡は12日からのイースタン・ヤクルト2連戦(戸田)に備え、右ふくらはぎの状態をチェック。原辰徳監督(49)は15日・中日戦(旭川)からの1軍昇格をあらためて示唆し「7番・三塁」として戦線復帰することが濃厚だ。

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 一連の騒ぎを起こした責任を態度で示した。山本モナとの不倫疑惑が報じられたことを反省し、二岡が頭を丸めた。2軍戦復帰前の6月26日に、長かった髪をバッサリと切ったばかりだが、今度は高校時代以来となる長さまで刈り上げた。「(足は)大丈夫。1軍昇格?まだ聞いていないので分からないです」。終始厳しい表情で語り、髪形について問われると無言でうなずいた。
 10日にはテレビカメラの前で「自分の立場を考えず軽率な行動を取ってしまい反省しています。すみません」と謝罪した。ただ滝鼻オーナーが「巨人は単に技術的にいいから(1軍に)上げるのではなくて、巨人らしい選手を1軍で活躍させないといけない」と発言したことで、11日からの1軍復帰予定は先送りとなった。球団トップの逆りんに触れた選手会長は事態の重さを猛省し、即行動に出た。
 ジャイアンツ球場での練習は黙々と取り組んだ。バント、バスター、右打ちなど実戦的な動きを一通りこなすなど、12日からのイースタン・ヤクルト2連戦(戸田)に備えた。この2試合で開幕戦で肉離れした右ふくらはぎの状態を最終確認し、15日の中日戦(旭川)から1軍復帰となる見込みだ。
 原監督はこの日午前、帰京する前の新神戸駅で「二岡はやっぱり足がもう少しみたい」と走塁面の不安を指摘したが「次の中日戦が1つのメドではある」と話した。前日に怒りをあらわにした滝鼻オーナーも、この日の横浜戦を観戦後に「時間が解決してくれる。近いうちにグラウンドに立つでしょう。起用法を言う立場ではないが、横浜3連戦は難しい。その次あたりからなのかな」と頭を丸めた二岡の行動を評価。復帰への支障はなくなった。
 二岡は帰り際には頭を隠すことなく報道陣の前に現れた。野球以外の面でチームに迷惑を掛けた事実は変わらないが、言葉と行動で反省した姿を見せた。そして信頼を取り戻すには、全力プレーをするだけだ。

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2008年7月12日のニュース