阪神4連勝!あっぱれ下柳8勝目

[ 2008年7月4日 19:56 ]

7回無失点で8勝目を挙げ、3安打と活躍した矢野捕手を迎える阪神・下柳

 【神7-0横】阪神が無失点リレーで4連勝、貯金を25に伸ばした。7回を投げた下柳が8勝目。打線は4回に矢野のソロで先制し、5回に1点を追加。9回は5点を奪って突き放した。横浜は2回無死一、二塁の先制機を逃すなど、わずか4安打。

 マウンド上では終始涼しげな顔だった。阪神の下柳が7回まで、横浜打線をわずか2安打に封じ込めた。「バテバテです」とは言うものの、余力を十分に残しての8勝目だった。

 ピンチらしいピンチは2回だけ。金城、吉村に連打を許し無死一、二塁。続く石井琢のバントをワンバウンドで押さえて二塁走者を封殺。その後は打球が外野に飛んだのも数えるほど。7回無失点の投球に、岡田監督も「力だけじゃない。若い投手は見習う所がいっぱいある」と絶賛した。

 昨年10月1日の横浜戦。味方の拙守に思わずグラブをたたきつけたことがあった。それ以来となる横浜スタジアムのマウンド。この日は藤本、鳥谷の二遊間が再三の好守を見せた。下柳も「そんなこと気にしていない。忘れたよ」。苦い思い出もナインの支えでぬぐい去った。

 岡田監督は「ハッパを掛けるのは先発投手だけ」と話すが、下柳には必要ない。登板が続いていたJFKも休養できた。折り返しの72試合目を終えて貯金は25。3年ぶりのリーグ優勝に向けて、後半戦も阪神が突っ走る。

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2008年7月4日のニュース