セ1・2位対決 アニキ、竜を突き放し弾

[ 2008年7月1日 21:59 ]

6回、阪神無死三塁、金本が右越えに2ランを放ち中日を突き放す

 【神8―3中】阪神は3―3の5回1死二、三塁から藤本の二ゴロ野選、代打葛城の中犠飛で2点を勝ち越した。6回は金本の2ランなどで突き放した。中日は先発の中田が制球難でストレスのたまる投球。中継ぎ陣も流れを止められなかった。

 ≪広げた7・5差!貯まった貯金「22」≫両先発が不安定で、流れが行ったり来たり。しかし好調の阪神打線が、中盤に主導権をつかむ。中日投手陣を攻め立て、一気に得点を重ねた。
 1―1の4回、新井が勝ち越しの2点内野安打。追いつかれた直後の5回には、代打葛城の犠飛などで2点を奪った。6回は無死一塁から、新井のこの日3本目の安打となる中越え三塁打で、まず1点。さらに、金本が2ランを放ち、リードはあっという間に広がった。6月29日は5打数無安打だった新井は「反省して、うまく修正できた」と胸を張った。
 この日の相手先発は右の中田か、左の山本昌が予想された。ただ、岡田監督は「(右でも左でも)関係ない」。5番に林威助が固定され、中軸を中心に不動のメンバーで戦う打線に自信を見せていた。その林は3安打を放ち、一時の不調を完全に脱した。「状態はだいぶ戻ってきた」と明るかった。
 2位中日とは7・5ゲーム差に広がり、貯金も再び最多タイの22に膨らんだ。阪神打線に陰りは見えない。

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2008年7月1日のニュース