イチローむすっ「それ聞いてどうするの」

＜メッツ・マリナーズ＞またもボロ負。気合いの入らない試合に“うんざり！？”感漂う鈴木イチロー（右）とナイン

　【マリナーズ２―８メッツ】今季初のカード３戦全勝を狙ったマリナーズだったが、先発バティスタが３回までに８失点と崩壊した。両リーグ最速の５０敗目。総年俸１億ドル（約１０８億円）に達するチームとして、初めて１００敗を超えるペースで負け続けているが、５回の犠飛のみで無安打のイチローは「それを聞いてどうするの」とぶ然。前日２ランを放った城島は出場機会がなかった。

　この日、スポーツイラストレイテッドの電子版のトップでは「イチローもシアトルの大量流出の一員か？」と題する過激なコラムを掲載。パラクダス暫定ＧＭの「誰もが“暫定”だ」という言葉を引用して「チームの宝であるイチローもその１人。本気で改革を断行するなら、彼のトレードも考える必要がある」と力説した。苦境が続くマ軍。周囲の“雑音”を封じるにはとにかく勝つしかない。