やっぱり稲葉だ!そしてダルが8勝目

[ 2008年6月27日 22:42 ]

8勝目をマークしたダルビッシュ

 【日4―3オ】日本ハムは1―2の6回2死二塁から稲葉が同点打を放つと、8回2死一、二塁でも稲葉が左前へ適時打を放って勝ち越した。ダルビッシュが8勝目。オリックスは9回、1点差としてなお一死満塁ながら後続が凡退。6連敗で借金10。

 ≪謙虚な4番「みんなで取った点」≫同点打に、勝ち越し打。日本ハムの頼れる4番、稲葉は「みんながつないでくれたから」と謙虚に喜んだ。
 勝ち越しの一振りは、8回2死一、二塁。低めの球を鮮やかに左前へ流し打った。1―2の6回にも変化球にタイミングをずらされながら巧みに左前へ運ぶ適時打を放ち、ダルビッシュを援護した。
 主軸として、何とかつかんだチャンスを、失うわけにはいかなかった。6回は、2死から田中が四球を選び、二盗を決めての好機。8回は、送りバントを失敗した紺田の二盗が「気持ちで打った」と言う稲葉の殊勲打につながった。
 自らを「つなぎの4番」と言い、主砲と呼ばれることを嫌う35歳。「みんなで取った点。大きいの(長打)を打てる選手はいないので、つなぐ野球をするしかない。うちのチームカラーが出た」。リーグ再開の初戦を飾った戦いぶりに満足げだった。

 ≪ダル「開幕戦」勝利に満足≫ダルビッシュは「チームに最初に白星を付けられて良かった」と、交流戦明け「開幕戦」の白星に口元を緩めた。
 4回、日高に2ランを浴びたが、7回を5安打2失点でまとめた。140キロ前後の高速フォークボールがさえ、5連続を含む10奪三振。「フォークが切れて、低めに決まった。交流戦はずっと調子が悪かったが、少し(登板の)間が空き、良くなってきた」と今後へ自信をのぞかせた。

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2008年6月27日のニュース