パウエル二重契約問題 解決見えず

[ 2008年1月31日 20:07 ]

 オリックスの中村勝広球団本部長は31日、パウエルをめぐるソフトバンクとの二重契約問題で、統一契約書の写しをパ連盟に郵送し、支配下選手登録の手続きを行ったことを明かした。同本部長は「手をこまねいていても前に進めない」と説明した。

 連盟は30日に双方の契約の正当性を認めているが、契約書は受理しない姿勢を示している。中村本部長は「いろいろなケースを想定している。正当性を主張する中で提出した」と話した。

 一方、ソフトバンクの竹内孝規最高執行責任者(COO)は、第三者によるパウエル側の事情聴取が必要とした上で「オリックスさんもパウエル側も、双方ともに意志を持って契約したなら、日付の早い方をもって(正当)というのは、法的解釈としては当然」と話した。

 またソフトバンクはこの日、別の外国人投手の獲得を発表したが、パウエル獲得断念の方向かとの問いには、竹内COOは「全くない」と否定した。

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2008年1月31日のニュース