クレメンス 7日に会見で潔白主張

[ 2008年1月8日 06:00 ]

 通算354勝右腕のクレメンス(ヤンキースからFA)が、あらためて薬物使用疑惑を否定した。6日に放送された米CBSテレビの報道番組「60ミニッツ」(収録)に、14分間出演。「ミッチェル・リポート」によるステロイドとヒト成長ホルモン使用の証言に対して「完全におかしい。使っていれば、額から3つ目の耳が生え、歯だけでトラクターを引っ張れるだろう」と一蹴した。うそ発見器による調査にも応じる考えも示し、現地7日に行われるヒューストンでの記者会見で再度潔白を訴える構えだ。

 また告発したトレーニングコーチのマクナミー氏を名誉棄損で告訴したことも判明。提出された14ページの訴状には「証言は偽り。マクナミー氏は調査機関から“クレメンスが薬物を使用したと話さなければ刑事訴追する”と脅され、うその供述をした」と記されているという。4日に同リポート発表後初めて電話で話をした元トレーニングコーチに真っ向勝負を挑んだ。一方で、注目の今後の去就については「もう多分投げる姿は見られないだろう」と引退を示唆した。

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2008年1月8日のニュース