クレメンス疑惑を否定 元コーチを告訴

[ 2008年1月8日 09:19 ]

顧問弁護士とともに記者会見に臨むロジャー・クレメンス

 米大リーグの薬物使用実態をまとめた「ミッチェル・リポート」で名前を挙げられたロジャー・クレメンス投手(45)が7日、テキサス州ヒューストンで報告書が発表された後、初めて記者会見を開き、自らの潔白をあらためて訴えた。

 クレメンスは6日にリポートで薬物使用を告発した元トレーニングコーチのブライアン・マクナミー氏をテキサス州の裁判所に告訴するなど、告発された内容に対し、徹底的に争う構えをみせている。
 クレメンスは告訴に際し「ミッチェル・リポート」で告発された内容の15カ所について「事実ではなく、名誉を棄損された」と主張。この日は会見に同席した担当弁護士とともに「リポートのわたしについて書かれている部分は間違っている」と話した。
 会見では、クレメンスとマクナミー氏の電話での会話テープも公表され「わたしにどうしてほしいんだ。わたしは刑務所に行く。あなたが望むことは何でもする」というマクナミー氏に、「わたしには真実を話す人が必要なんだ」とクレメンスが答える部分もあった。
 クレメンスは薬物の使用を否定し、受けたことのある注射は「リドカインという痛み止めの麻酔とビタミンB12だけ」と潔白を訴えていた。(共同)

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2008年1月8日のニュース