オリックス平野佳　18日楽天戦から戦列復帰　従来通り抑えでの起用へ

オリックス・平野佳
Photo By スポニチ

　右肘の張りで離脱していたオリックス・平野佳寿投手（40）が18日の楽天戦から戦列復帰する見通しとなった。従来通り抑えでの起用が見込まれる。今季最多の借金5からの巻き返しへ、ブルペン陣の大黒柱の帰還は朗報だ。

　1日のロッテ戦では味方の3失策もあって9回に2点リードを守り切れず、5失点（自責0）で今季初黒星。3日に登録を外れた。以降は患部の回復を優先し、14日に大阪・舞洲でマツゲン箕島硬式野球部とのプロアマ交流戦で実戦復帰。先発で1回打者3人を抑えて準備を整えた。

　本隊は6日から仙台、秋田、宮崎、鹿児島、沖縄を転戦した10泊11日の長距離遠征を終えて帰阪。きょう17日から本拠地・京セラドームでの楽天3連戦で仕切り直しを図る。首位のソフトバンクとは9・5ゲーム差でも、22年には最多借金7（5月17日）、最大11・5差（5月8～11日、首位は楽天）を逆転した。21年も借金6から盛り返すなど、昨季までのリーグ3連覇で培った反発力がある。

　NPB通算250セーブまで残り1、同700試合登板まで残り4、同1000奪三振まで残り2と多くの金字塔に手を掛けている守護神の復帰から、反攻へののろしを上げる。