テレ東「午後のロードショー」がギネス世界記録に認定 最多上映は「スリー・リバーズ」

[ 2026年4月1日 22:12 ]

<「午後のロードショー」ギネス世界記録認定記念会見>ギネス世界記録公式認定員ジャスティン・パターソン氏から賞状を受け取るテレビ東京尾木和佳奈さん、岡本英一郎映画部部長
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 テレビ東京の平日午後の映画番組「午後のロードショー」(月~金曜後1・40)が3月31日までに放送6252回に達し、「世界で最も多く映画を放送した地上波番組」としてギネス世界記録に認定された。同局が1日に都内で会見した。

 1996年4月1日からスタートし、この日で30周年。洋画を中心に平日はほぼ毎日放送し、吉次弘志社長は「大変光栄。今後もいろいろなタイプの映画をやって、ギネスの名に恥じないようにしていきたい」と快挙を喜んだ。

 放送される映画は超大作から低予算映画まで多岐にわたる。作品の選定は2人のプロデューサーが映画を全編見て合議で決める。映画見放題のサブスクリプションサービスも人気の時代だが、岡本英一郎映画部部長は「サブスクの場合はいろいろな品ぞろえがあるので、実際に見てみないと面白いか分からない。それに対して、地上波の場合は、複数の人間が見て面白いものを放映している。僕たちが選別することで、時間を無駄にする確率はサブスクより、少ないと思います。そこが強みだと思います」と持論を述べた。最多上映作は「スリー・リバーズ」の12回。最多の登場俳優はクリント・イーストウッド(95)、女優はサンドラ・ブロック(61)だという。

 30年の歴史の中で、さまざまなアクシデントや逆境にも見舞われた。「エンド・オブ・ホワイトハウス」を放送する際に、北朝鮮がミサイルを発射。映画の内容と世相を鑑みて、作品変更を余儀なくされた。「シャークネード」を放送している際には、意図せず突風のニュース速報が流れることもあった。

 19年には視聴率の低迷により枠が縮小され、年間250本近くあった上映本数が200本を割る憂き目にも遭った。「肝が冷えた」と岡本氏の頭には番組終了もよぎった。

 それでも原点の作品選びに力を入れてV字回復。翌20年5月6日に放送された阿部サダヲ主演「殿、利息でござる!」では、3・4%と歴代最高視聴率を記録した。岡本氏は「クラスターの発生などで国民の仲がギスギスしている時期だった。そんな時にお上のむちゃぶりに民衆が寄り添って頑張るという“殿、利息でござる!”を流したので、ちょうど世の中にシンクロした。Xを見たら“この時勢にこの作品をラインナップするテレ東は神”という意見をたくさんいただいた。そこはラインナップして良かった」と当時を振り返った。

 同じく映画選びに携わる尾木和佳奈さんは「視聴率は伸ばせるなら伸ばしたい」とさらなる成長を願った。

 他局の多くが同時間帯に生の情報番組を放送する中、独自路線を貫いてきた。岡本氏は「他局と同じことをしても埋没してしまう。独自性がテレ東のDNA」と胸を張った。視聴者からも「このまま独自の映画放送を続けてほしい」との声が多く寄せられている。

 岡本氏は「7000回、1万回と番組を続けていきたい」と次を見据える。「午後ロー」は視聴者に豊かな作品を届け続ける。

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