プロ野球新記録の石川雅規“つば九郎とともに”187勝目 運命的な日に盟友が「勝たせてくれたんだと…」

[ 2025年4月9日 22:32 ]

セ・リーグ   ヤクルト5―3阪神 ( 2025年4月9日    甲子園 )

<神・ヤ>つば九郎の縫いぐるみの前でインタビューを受ける石川(撮影・大森 寛明)
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 45歳2カ月のヤクルト・石川雅規投手が9日、甲子園での阪神戦で今季初先発。5回83球を投げ5安打2奪三振1四球3失点(自責1)で今季初勝利を挙げ、プロ野球新記録となる24年連続勝利の金字塔を打ち立てた。通算187勝目(189敗)。昨年すでにプロ野球新記録を樹立した入団1年目からの連続勝利は「24年」に更新し、ロジャー・クレメンス(レッドソックスなど)が持つ大リーグ記録に並んだ。

 2回に自身の悪送球で先制点を許すなど3点を失ったが、粘りのピッチングで5回まで3失点。その姿が、6回の5得点を呼んだ。大逆転でつかんだプロ野球新記録となる24年連続勝利。その雄姿をつば九郎のぬいぐるみもベンチから見守った。

 2月に人気球団マスコット・つば九郎の担当者が急逝した。「かつおくん」と呼ばれ親交が深かった石川。運命的に、偉業を達成したこの日「4月9日」は、つば九郎のデビュー記念日だった。今から31年前の1994年4月9日。球場は本拠・神宮だったが、相手は同じ阪神だった。つば九郎は現在、活動休止中だが、45歳左腕は「大きな大きな声援を送ってくれていたと思う。勝たせてくれたんだと思います」としみじみと言葉を絞り出した。

 昨シーズンの初勝利は6月2日の楽天戦(楽天モバイル)。試合は4―0の5回裏終了で降雨コールドとなり、自身9年ぶりの完封で1年目から23年連続白星という史上初の記録を達成した。試合後には盟友つば九郎が「しゅく 23ねんれんぞくしょうり!!186しょう!!まだまだかちますよ!!」と書かれたフリップで祝福。2ショット写真で石川は柔らかな笑みを浮かべた。

 今年の初勝利の横にはフリップを持ったつば九郎はいなかったが、ベンチから見守っていたつば九郎のぬいぐるみをつばみが手に持ち、ヒーローインタビューを受ける石川のそばに。「おめでと~!」「石川~」「凄いぞ~っ!」という甲子園のスタンドからの声援を浴びながら「1試合でも多くですね、1軍のマウンドに立って、またチームに勝利を持って来られるように。それは毎年毎年のことなので。24年目ですけども、また次の登板に向けてですね、しっかりと準備していきたいなと思っています」と、偉業の余韻に浸ることなく次の登板を見据えた石川。目標に掲げ続ける通算200勝まであと13勝。通算187勝目を挙げた45歳レジェンド左腕は、チームに勝利をもたらす188勝目を目指して、これからも盟友・つば九郎とともにプロとしての準備を重ねていく。

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