タイガースのサイ・ヤング左腕、スクバルが今季初勝利 緊急先発の捕手とのコンビで完封リレー

[ 2025年4月9日 05:37 ]

ア・リーグ   タイガース5―0ヤンキース ( 2025年4月8日    デトロイト )

ヤンキース戦で今季初勝利を挙げたタイガースのスクバル(AP)
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 タイガースのタリク・スクバル投手(28)が8日(日本時間9日)、本拠で行われたヤンキース戦に先発登板。6回を4安打無失点、6三振の好投を披露し、今季初勝利を挙げた。

 昨季のサイ・ヤング投手がようやく今季初白星を手にした。初回、ゴールドシュミット、ライスの連打でいきなり無死一、二塁のピンチを背負ったが、続くジャッジを空振り三振、4番・チザムを投ゴロ、5番・ボルピを見逃し三振に切って無失点で切り抜けた。2回から5回はいずれも3者凡退、打者12人を完全に抑えた。6回もゴールドシュミット、ジャッジの安打で2死一、二塁とされたが、続く4番・チザムを三飛に打ち取った。

 スクバルからバトンを受けた2番手・ハーターも3回を2安打無失点に抑え、スクバル―ハーターで文句なしの完封リレーを完成させた。

 試合後、スクバルは「今日は寒かったので、とにかく手を温めて、ボールの感触を維持しようとした。寒い環境でのプレーは初めてではないし。10月になったら、また寒い試合が待っているので、こういう状況でも良いピッチングができるようにしたいと思っている。寒さを言い訳にはできませんから」と淡々。その言葉には早くもプレシーズンを視野に入れていることをうかがわせた。

 アクシデントを乗り越えての完封劇だった。この日の試合前練習で正捕手のジェーク・ロジャーズ捕手(29)が左脇腹を痛め、10日間の負傷者リスト(IL)入り。代わって昨年メジャーデビューした控え捕手のディロン・ディングラー捕手(26)が先発マスクをかぶることになった。スクバルが捕手変更を知ったのは試合開始の1時間前だったという。それでもスクバルは「私は捕手全員を信頼しています。彼らは素晴らしい仕事をしてくれます」と動揺することなく投げ、今季初勝利を手にした。

 ディングラーも「(スクバルは)素晴らしかった。私の仕事を楽にしてくれました。どんなサインを出しても、彼はその通りに投げてくれます」と感謝しきり。打っては4回にチーム4点目となる2号ソロを左翼席に運んで、スクバルを援護した。

 スクバルは昨季31試合に登板し18勝4敗、防御率2・39、228奪三振とア・リーグの投手3冠、そしてサイ・ヤング賞を受賞した。今季は3月27日の初戦でドジャース相手に5回6安打4失点で負け投手に。4月2日の開幕2戦目、マリナーズ戦では5回2/3を投げ6安打3失点でやはり負け投手になっていた。それでもスクバルは「野球には良い時も悪い時もあります。私のプロセスは常に良い状態です。ただ、時にはうまくいかないこともあります。自分のプロセスを維持し、完璧ではないことを理解して、取り組み続け、改善し続けるだけです。今日はかなり良いピッチングだったと思います」と冷静に話した。

 スクバルはこれで今季通算成績を1勝2敗、防御率3・78とした。また、チームはヤンキースに連勝して5連勝とし、貯金も3。エースの白星とともにタイガースがさらに勢いを増しそうだ。

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