男子は五輪出場ならず　チェコに敗れ５敗目

１次リーグ敗退が決まりチェコ選手と握手するＳＣ軽井沢クの（奥左から）両角友と清水。手前右は山口

カーリング　ソチ五輪世界最終予選第４日

（12月13日 ドイツ・フュッセン）
　１次リーグが行われ、女子日本代表の北海道銀行は強豪ドイツに１０―４と快勝し、４連勝で五輪切符を引き寄せた。３―２で迎えた第５エンドに３点のスチールに成功。その後も正確なショットで突き放し、第９エンドで２点を挙げるとドイツはギブアップした。男子日本代表のＳＣ軽井沢クはチェコに５―６と敗れ、１勝５敗で１次リーグ敗退が決まり、日本勢で４大会ぶりの五輪出場はならなかった。

　９８年長野大会以来４大会ぶりの五輪出場はかなわなかった。チェコと対戦したＳＣ軽井沢クは２―２の第６エンドに２点、第８エンドにも２点を奪われ、最終エンドはスチールを狙ったが、１点にとどまり５―６と惜敗。敗退が決まった。

　１２日はフィンランドに７―１０、米国に２―８と連敗し、スキップ両角友は「残念な結果。初戦の韓国戦で氷を読めずに負けてしまって、そこから少しずつ（調子が）乱れてしまった」とうなだれていた。現在のカーリングブームの火付け役となったのは女子日本代表の“カー娘”。「男子も注目してもらうために五輪に出場したい」とレベルアップを目指し、大学時代から一人約７０万円をかけて海外合宿を行うなど、ひた向きに五輪を目指してきた。しかし悲願達成はまたお預けとなってしまった。