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迫田、チーム最多26得点!代表入り猛アピール

[ 2012年6月23日 06:00 ]

<日本・ドイツ>第2セット、スパイクを決める迫田

バレーボール女子ワールドグランプリ大阪大会第1日 日本1―3ドイツ

(6月22日 大阪市中央体育館)
 1次リーグ2試合を行い、世界ランキング3位の日本は同8位のドイツに1―3で敗れた。通算3勝4敗で勝ち点10のまま。ドイツのサーブと高さに苦しむなど完敗したが、江畑幸子(22=日立)に代わり、急きょメンバー入りした迫田さおり(24=東レ)が、チーム最多の26得点を挙げて、五輪代表入りをアピールした。

 左肩故障の江畑に代わり、この日朝にエントリーされた迫田が躍動した。得意のバックアタックも含めて、スパイクだけで25得点。チーム2番目の狩野の6得点を大きく引き離す、合計26得点を叩きだし、会場の視線を独り占めした。アピール合戦が続くウイングスパイカーの中で「きょうの試合では、ただ一人合格点」と真鍋監督も評価したほどで、12人の五輪代表入りへ前進した。

 「せっかくもらった機会で、最後までアピールできるのはチャンス」と迫田。先週の小牧大会から、サーブレシーブ役などさまざまな役割を与えられているものの、「ミスも多かったが、いろんなところができるのはありがたい」と前向きで、スーパーサブとして貴重な戦力になりつつある。ドイツは高さがあり五輪1次リーグで同組となったロシアに似ている。仮想ロシア戦は完敗に終わったが、迫田だけは収穫となった。

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2012年6月23日のニュース