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華やかな舞いの裏で…「フェアリージャパン」妖精たちの過酷な戦い

[ 2012年3月22日 07:00 ]

ロンドン五輪で日本初のメダルを狙う新体操チーム「フェアリージャパン」

「五輪の花・女子新体操チームの戦い」

(NHK BS1 22日午後9時~)
 美しく華やかに舞う、新体操日本代表チーム「フェアリージャパン」。昨年9月にフランスで開催された世界選手権で総合5位となり、日本初のメダル獲得を視野にとらえてきたが、彼女たちにとって、メダル争いの前にまず通過しなければならないハードルがある。チーム内の代表争い。全国から選抜された現在のメンバーは7人だが、このうち五輪に出場できるのは5人だけだ。

 悲願のメダルへ向け、世界最強のロシアチームを育てた名コーチのインナ・ビストロヴァ氏をヘッドコーチに招へい。世界の新体操の潮流であるバレエの基礎を徹底するため、長期のモスクワ合宿も敢行した。

 そんな中でのチーム内競争。現在、リーダーの田中琴乃(20)が膝を痛めて手術し戦列を離脱。空いた1枠に、2年間補欠として努力を続けた深瀬菜月(17)が繰り上がったが、その深瀬もハードトレーニングでリタイア。三浦莉奈(17)に出番が回ってきた。

 三浦は「なつき(深瀬)には悪いけれど…」とポツリ。日々寝食をともにし、切磋琢磨している仲間だが、そこはシビアな世界。平均年齢18歳の彼女たちにとっては過酷ともいえる環境だ。

 フェアリー…妖精のような華やかなパフォーマンスの裏で繰り広げられる激しい闘いの日々。奮闘する少女たちの汗と涙を、NHK BS1では22日午後9時から「五輪の花・女子新体操チームの戦い」と題して放送する。

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