フェルスタッペンが今季スプリント2戦2勝 フェラーリ勢が2、3位 角田は失速17位

[ 2022年7月10日 00:17 ]

F1第11戦オーストリアGPスプリント ( 2022年7月9日    シュピールベルク レッドブルリンク=1周4・318キロ×23周 )

F1オーストリアGPスプリントを制し声援に応えるフェルスタッペン(AP)
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 総合首位に立つレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が26分30秒059のポール・ツー・ウインを飾り、スプリントレースで今季2戦2勝とした。2位はフェラーリ勢同士のバトルを制したシャルル・ルクレール(モナコ)、3位は前戦英国GPでF1初優勝を飾った同僚カルロス・サインツ(スペイン)。8位までにポイントが与えられ、決勝(10日)のスターティンググリッドが決まった。

 アルピーヌのフェルナンド・アロンソ(スペイン)がスタートで動けずリタイア。アルファロメオの周冠宇(中国)もフォーメーションラップ後にマシンが一時止まり、ピットスタートとなった。スタートではアルファタウリのピエール・ガスリー(フランス)がメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)と接触し、スピンして後退。フェルスタッペンもスタート直後はフェラーリ2台に追い上げられたが、巧みにブロックすると独走状態でフィニッシュした。

 レッドブルのセルヒオ・ペレス(メキシコ)は予選終了後、2回目(Q2)にトラックリミット(走路外走行)が判明してタイムが抹消。4番手だった3回目(Q3)の記録もなくなり13番手からのスタートとなったが、オーバーテークを重ねて5位に入った。Q3でクラッシュしたメルセデス勢はジョージ・ラッセル(英国)が4位、ハミルトンはハースのミック・シューマッハー(ドイツ)をかわして8位に食い込み、辛うじてポイントをつかんだ。

 予選で14番手だったアルファタウリの角田裕毅はレース後半に失速し、17位と順位を落とした。同僚のピエール・ガスリー(フランス)は15位。10位に入ったアルファロメオのバルテリ・ボッタス(フィンランド)はパワーユニット交換のペナルティーで決勝は最後方からのスタートとなる。

 ▽スプリントレース順位

 (1)フェルスタッペン(レッドブル)

 (2)ルクレール(フェラーリ)

 (3)サインツ(フェラーリ)

 (4)ラッセル(メルセデス)

 (5)ペレス(レッドブル)

 (6)オコン(アルピーヌ)

 (7)マグヌセン(ハース)

 (8)ハミルトン(メルセデス)

 (9)シューマッハー(ハース)

 (10)ボッタス(アルファロメオ)

 (11)ノリス(マクラーレン)

 (12)リカルド(マクラーレン)

 (13)ストロール(アストンマーチン)

 (14)周冠宇(アルファロメオ)

 (15)ガスリー(アルファタウリ)

 (16)アルボン(ウィリアムズ)

 (17)角田裕毅(アルファタウリ)

 (18)ラティフィ(ウィリアムズ)

 リタイア フェテル(アストンマーチン)

 DNS アロンソ(アルピーヌ)

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