F1開幕戦はフェラーリのワンツー!角田8位入賞 レッドブル2台は終盤まさかのリタイア

[ 2022年3月21日 02:00 ]

F1開幕戦バーレーンGP決勝 ( 2022年3月20日    サキール バーレーン国際サーキット=1周5・412キロ×57周 )

F1開幕戦バーレーンGPを制したルクレール(AP)
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 フェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)がポール・ツー・ウインで開幕戦を制し、19年イタリアGP以来2年半ぶりとなる通算3勝目を挙げた。3番手から出たカルロス・サインツ(スペイン)が2位に入り、好調フェラーリがワン・ツー・フィニッシュ。5番手から出たメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)が3位で表彰台を確保した。レッドブル勢は2番手を走っていた昨季の総合王者マックス・フェルスタッペン(オランダ)が残り3周でマシントラブルにより、まさかのリタイア。3番手で最終ラップを迎えたセルヒオ・ペレス(メキシコ)もスピンと、2台とも完走できなかった。

 ルクレールは17~19周目にフェルスタッペンと激しいバトルを繰り広げた。先にタイヤ交換を行ったフェルスタッペンに17周目に抜かれたが、すぐにトップをキープ。18周目、19周目にも同じシーンが繰り返されたものの、2度目のタイヤ交換後はフェルスタッペンを寄せつけなかった。46周目にアルファタウリのピエール・ガスリー(フランス)のマシンがストップして炎上。セーフティーカー導入でタイム差はなくなったが、51周目のレース再開後もルクレールは安定した走りで逃げ切った。

 16番手から出たアルファタウリの角田は8位入賞を果たし、参戦2年目の初戦からポイントを獲得した。1周目で12番手へ浮上し、11番手で迎えたレース再開直後に10番手へ。レッドブル勢のトラブルで最後にポジションを2つ上げた。

 開幕直前にハースと契約したケビン・マグヌセン(デンマーク)は常に上位を走行し、5位と大健闘。メルセデスからアルファロメオに移籍したバルテリ・ボッタス(フィンランド)も6位に食い込んだ。中国人初のF1ドライバー、アルファロメオの周冠宇(中国)も10位でポイントを獲得した。

 ▽決勝順位

 (1)ルクレール(フェラーリ)

 (2)サインツ(フェラーリ)

 (3)ハミルトン(メルセデス)

 (4)ラッセル(メルセデス)

 (5)マグヌセン(ハース)

 (6)ボッタス(アルファロメオ)

 (7)オコン(アルピーヌ)

 (8)角田裕毅(アルファタウリ)

 (9)アロンソ(アルピーヌ)

 (10)周冠宇(アルファロメオ)

 (11)シューマッハー(ハース)

 (12)ストロール(アストンマーチン)

 (13)アルボン(ウィリアムズ)

 (14)リカルド(マクラーレン)

 (15)ノリス(マクラーレン)

 (16)ラティフィ(ウィリアムズ)

 (17)ヒュルケンベルク(アストンマーチン)

 リタイア ペレス(レッドブル)

 リタイア フェルスタッペン(レッドブル)

 リタイア ガスリー(アルファタウリ)

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