F1開幕戦はフェラーリのワンツー!角田8位入賞 レッドブル2台は終盤まさかのリタイア
F1開幕戦バーレーンGP決勝 ( 2022年3月20日 サキール バーレーン国際サーキット=1周5・412キロ×57周 )
フェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)がポール・ツー・ウインで開幕戦を制し、19年イタリアGP以来2年半ぶりとなる通算3勝目を挙げた。3番手から出たカルロス・サインツ(スペイン)が2位に入り、好調フェラーリがワン・ツー・フィニッシュ。5番手から出たメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)が3位で表彰台を確保した。レッドブル勢は2番手を走っていた昨季の総合王者マックス・フェルスタッペン(オランダ)が残り3周でマシントラブルにより、まさかのリタイア。3番手で最終ラップを迎えたセルヒオ・ペレス(メキシコ)もスピンと、2台とも完走できなかった。
ルクレールは17~19周目にフェルスタッペンと激しいバトルを繰り広げた。先にタイヤ交換を行ったフェルスタッペンに17周目に抜かれたが、すぐにトップをキープ。18周目、19周目にも同じシーンが繰り返されたものの、2度目のタイヤ交換後はフェルスタッペンを寄せつけなかった。46周目にアルファタウリのピエール・ガスリー(フランス)のマシンがストップして炎上。セーフティーカー導入でタイム差はなくなったが、51周目のレース再開後もルクレールは安定した走りで逃げ切った。
16番手から出たアルファタウリの角田は8位入賞を果たし、参戦2年目の初戦からポイントを獲得した。1周目で12番手へ浮上し、11番手で迎えたレース再開直後に10番手へ。レッドブル勢のトラブルで最後にポジションを2つ上げた。
開幕直前にハースと契約したケビン・マグヌセン(デンマーク)は常に上位を走行し、5位と大健闘。メルセデスからアルファロメオに移籍したバルテリ・ボッタス(フィンランド)も6位に食い込んだ。中国人初のF1ドライバー、アルファロメオの周冠宇(中国)も10位でポイントを獲得した。
▽決勝順位
(1)ルクレール(フェラーリ)
(2)サインツ(フェラーリ)
(3)ハミルトン(メルセデス)
(4)ラッセル(メルセデス)
(5)マグヌセン(ハース)
(6)ボッタス(アルファロメオ)
(7)オコン(アルピーヌ)
(8)角田裕毅(アルファタウリ)
(9)アロンソ(アルピーヌ)
(10)周冠宇(アルファロメオ)
(11)シューマッハー(ハース)
(12)ストロール(アストンマーチン)
(13)アルボン(ウィリアムズ)
(14)リカルド(マクラーレン)
(15)ノリス(マクラーレン)
(16)ラティフィ(ウィリアムズ)
(17)ヒュルケンベルク(アストンマーチン)
リタイア ペレス(レッドブル)
リタイア フェルスタッペン(レッドブル)
リタイア ガスリー(アルファタウリ)