ロズベルクが初の総合優勝 2例目の親子総合王者

[ 2016年11月28日 00:18 ]

初の総合優勝を決めたロズベルク(AP)
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 自動車のF1シリーズ最終第21戦、アブダビ・グランプリ(GP)は27日、アラブ首長国連邦のアブダビで決勝が行われ、31歳のニコ・ロズベルク(ドイツ、メルセデス)が2位に入り、初の総合優勝を果たした。父ケケ(フィンランド)は1982年シーズンを制しており、F1では2例目の親子総合王者となった。ルイス・ハミルトン(英国、メルセデス)が今季10勝目、通算53勝目を挙げたが、総合2位で3連覇を逃した。マクラーレン・ホンダ勢はフェルナンド・アロンソ(スペイン)が10位、ジェンソン・バトン(英国)は序盤にリタイアした。

 ロズベルクがトップから4台が約1秒7差にひしめく混戦で2位をキープし、初の総合優勝をたぐり寄せた。タイトルを確定させると、無線で「ついにやった」と絶叫。表彰台では「最終周は追い上げられてひやひやした。大変だったよ」と喜びに浸った。

 1962、68年のグラハム、96年のデーモンのヒル親子に続き、2代での総合王者は2例目。31歳で念願の頂点に立ち「父と同じことを実現できてうれしい」と涙ぐんだ。

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2016年11月27日のニュース