13年の国内新車販売 軽が過去最高211万台

[ 2014年1月6日 20:45 ]

 2013年の軽自動車の国内新車販売台数が前年比6・7%増の211万2991台で過去最高となったことが6日、分かった。全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した。日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した普通車などの登録車は326万2522台の3・8%減で、軽の好調さが目立った。

 所得が伸び悩む中、登録車に比べ税負担が軽いことや、燃費性能が高いことなどが支持を集めている。

 エコカー補助金が12年9月に終了した反動で13年は苦戦が予想されていた。しかし、新車が相次いで販売されたことに加え、今年4月の消費税増税を前にした駆け込み需要が販売を押し上げた。

 軽のこれまでの過去最高は06年の202万3619台だった。

 軽と登録車の合計は0・1%増の537万5513台で、2年連続で前年水準を上回った。

 軽のブランド別では、ダイハツが首位で66万186台(2・1%減)、2位はスズキで62万2416台(6・4%増)。3位のホンダは「N」シリーズが好調で26・7%増の40万7050台と大きく伸ばした。

 14年の見通しについて全軽自協は「駆け込み需要の反動が見込まれ、マイナスになる可能性がある」としている。

 登録車はエコカー補助金の反動減が大きく、9月以降、消費税増税に伴う駆け込み需要で盛り返したものの、年間ではマイナスとなった。

 13年12月の販売台数も発表。軽自動車は前年同月比36・0%増の16万8746台で、同月としては過去最高。登録車は18・7%増の25万4464台だった。

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2014年1月6日のニュース