鈴鹿4輪耐久でレーサー事故死 コース外の防護タイヤに激突
21日午前10時半ごろ、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキット(全長5・807キロ)で行われた4輪レース「スーパー耐久シリーズ第5戦」決勝にレーサーとして出走した東京都新宿区、会社員中嶋修さん(54)の車が、コース外の防護タイヤに激突した。中嶋さんは意識不明となり、ヘリコプターで県内の病院に搬送されたが、脳挫傷で死亡した。
観客やスタッフらに、ケガはなかった。
鈴鹿署と鈴鹿サーキットによると、事故は第1レースの10周目で発生。ST―3クラス(排気量2001~3500CC)に参戦した中嶋さんの日産車は第1コーナーの手前でコントロールを失い、コース外に飛び出した。路面に別の車のオイル漏れがあり、注意喚起の旗が掲げられていた。
鈴鹿サーキットでは2007年8月、バイクで練習中の男性がコース脇のフェンスに激突し死亡。4輪ではアマチュアの男性レーサーが04年1月、事故死した。
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