日産が新型「ノート」公開 9月発売の世界戦略車

[ 2012年7月16日 20:14 ]

日産自動車が公開した新型「ノート」

 日産自動車は16日、7年ぶりに全面改良した新型コンパクトカー「ノート」を公開した。日産の今後の主力を担う「戦略車」に位置付け、日本で9月に発売するのを皮切りに、欧州や米国など世界各国に投入する。車種別の国内販売台数では同社で最も多い年間12万台が目標だ。

 排気量1200CCの新型直噴エンジンは、過給機(ターボ)の一種である「スーパーチャージャー」と組み合わせ、ガソリン1リットル当たり25・2キロの低燃費を実現した。

 価格はまだ公表していないが、「ハイブリッド車よりも安くて広い」(日産幹部)のが特長という。ホンダの「フィット」やトヨタ自動車の「ヴィッツ」など強力なライバルに対抗する「自信作」(志賀俊之最高執行責任者)に仕上げた。

 ノートより一回り大きいコンパクトカー「ティーダ」は現行モデル限りとし、新型ノートに一本化する。

 国内向けは子会社の日産自動車九州(福岡県苅田町)で生産する。世界全体では年間35万台以上の販売を目指す。

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2012年7月16日のニュース