可夢偉 自己最高タイの5位!マルドナドがF1初V

[ 2012年5月13日 22:53 ]

F1スペインGPで5位に入ったザウバー・フェラーリの小林可夢偉

 自動車のF1シリーズ第5戦、スペイン・グランプリ(GP)は13日、スペインのモントメロで決勝を行い、ザウバー・フェラーリの小林可夢偉が昨年5月のモナコGPで記録した自己最高に並ぶ5位でゴールした。ポールポジション(PP)から発進したウィリアムズ・ルノーのパストール・マルドナド(ベネズエラ)がF1初優勝を果たした。ベネズエラ人の優勝は史上初、ウィリアムズ・チームは8年ぶりの制覇となった。2位はフェラーリのフェルナンド・アロンソ(スペイン)、3位にロータス・ルノーのキミ・ライコネン(フィンランド)が入った。予選トップだったマクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン(英国)は、規定違反のために最後尾スタートとなり、8位に終わった。

 9番手スタートの小林が切れ味鋭い走りを見せて、自己最高に並ぶ5位でフィニッシュした。最大の見せ場は、ゴールまで残り10周を切った60周すぎに訪れた。メルセデスのニコ・ロズベルク(ドイツ)が見せた一瞬のすきを見逃さずに抜き去った。

 前日は、マシンのトラブルで予選3回目を走れなかったが「決勝では自信がある」と手応えを口にしていた。その言葉通りの決勝にしてみせた男は「表彰台も狙えた。(次戦の)モナコが楽しみだ」と話した。(共同)

続きを表示

この記事のフォト

2012年5月13日のニュース