ドイツで自動車ショー開幕 新小型車の公開相次ぐ

[ 2011年9月13日 18:53 ]

ドイツ・フランクフルトの自動車ショーで、新型シビックを発表するホンダの伊東孝紳社長

 世界最大級の自動車ショーが13日、ドイツのフランクフルトで開幕した。ガソリン高や環境意識の高まりを受け、小型車市場の競争が激化しており、ホンダが主力車「シビック」の新型を発表するなど、各社の新型小型車の公開が相次いだ。

 欧州最大手フォルクスワーゲン(VW)は排気量1000CCの新車種「up!(アップ)」を世界初公開。ガソリン1リットル当たり23・8キロの高い燃費性能を売りに、12月から欧州市場で発売する。

 ホンダの新型「シビック」は全面改良版。トヨタ自動車はハイブリッド技術を用いた「レクサスGS450h」を公開し、日本勢も小型車や環境を意識した車種を投入した。

 一般公開は15~25日。主催するドイツ自動車工業会は、前回2009年の約85万人を上回る来場を見込んでいる。

 欧州の自動車ショーはパリとフランクフルトが隔年で入れ替わりに開催。東京、デトロイト(米国)と合わせ、世界三大自動車ショーとされてきたが、近年は国内市場の縮小から東京の存在感が低下している。(共同)

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2011年9月13日のニュース