富裕層拡大でダイムラー 北京でベンツをデザイン

[ 2011年7月21日 21:09 ]

 ドイツ自動車大手ダイムラーは21日、北京に世界5カ所目となる「メルセデス・ベンツ」のデザインセンターを設立した。中国のほか日本やフランスなどからデザイナーを集め、巨大市場の中国で新しいクルマづくりを目指す。

 中国では富裕層の拡大に伴い、高級車市場が急成長。中国の今年上半期(1~6月)の新車販売台数は前年同期比3%増にとどまったが、メルセデス・ベンツの販売台数は小型車「スマート」も含め59%増の約9万5千台に急増した。

 ダイムラー北東アジア地域のウォーカー最高経営責任者(CEO)はセンターの開所式で「中国は2015年までにメルセデス・ベンツの世界最大市場になる」と指摘し、デザイン面も中国市場のトレンドを踏まえる必要があるとの考えを示した。

 デザインセンターはドイツと米国、イタリア、日本(横浜市)にある。(共同)

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2011年7月21日のニュース