バトン 日の丸ヘルでモナコGP参戦へ「今は特別なとき」 

[ 2011年5月28日 12:19 ]

 自動車F1シリーズにマクラーレン・メルセデスで参戦している英国人ドライバー、ジェンソン・バトン選手(31)が、東日本大震災で被災した人々を励ますために、29日に行われるモナコ・グランプリ(GP)決勝では日の丸をイメージしたヘルメットを着用してレースに臨むことになった。ロイター通信が27日、伝えた。

 白をベースに、頭頂部と後頭部に赤い丸が描かれ、カタカナで「ジェンソン」の名前も記されている。これまでは日本GP以外では英国国旗をイメージさせるヘルメットを着用してきたバトン選手は「自分には日本との多くのつながりがある。今は特別なときだから」と理由を説明した。

 モデルの道端ジェシカさんと交際中で、震災発生後に日本を2度訪れたという。2009年に年間総合優勝を果たしているトップドライバーは「被災者を思っている人々がたくさんいるということを示したい」と語った。(共同)

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2011年5月28日のニュース