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尚弥と中谷 一度も目を合わさず臨戦態勢 12・27サウジ興行で初競演 来年5月東京D決戦前哨戦

[ 2025年11月8日 05:30 ]

フォトセッションで写真に納まる中谷潤人(左)と井上尚弥(撮影・西尾 大助)
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 来月27日にサウジアラビアで開催される大型興行の国内発表会見が7日、都内で行われ、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)ら出場する日本人6選手が登壇した。来年5月に東京ドームでの対戦が計画され、今回の興行で初競演を果たす中谷潤人(27=M・T)とは目を合わせることなく、早くも緊張感を漂わせた。ともに前哨戦での勝利を誓い、無敗での再会を見据えた。

 金屏風(びょうぶ)の前に甲冑(かっちゅう)6体が並べられた豪華な会見場。井上は和太鼓の演奏とともにステージに登壇した。昨年11月に3年総額30億円(推定)のスポンサー契約を結んだサウジアラビアの祭典「リヤド・シーズン」への初参戦が決まり「世界に向けてのアピールにもなる」と意気込み、「来年5月にビッグマッチを予定している。そこに向けても大事な試合になる」と決意に満ちた表情で語った。

 その東京ドーム決戦が“内定”する中谷とは、今回の興行で初競演となる。1時間超行われた会見では常に隣同士だったが、一度も目を合わせることはなかった。「特に目を合わすようなシチュエーションもなかったので。裏では楽しく話しております」と冗談めかしたが、サウジでの戦いが終われば激闘する両者。すでに敵として意識するかのように、臨戦態勢に入っている。

 完勝で格の違いを見せつけたい。対戦相手のWBC2位ピカソは33戦無敗の新鋭だが、次戦が世界初挑戦。「好戦的な選手で楽な戦いにはならないと思う」と警戒心を強めながらも「ピカソ仕様のボクシングを見せたい。今回はしっかり倒し切りたい。勝ち方にこだわりボクシングを組み立てていく」。9月のアフマダリエフ戦では華麗なアウトボクシングで元統一王者を完封した。前回は封印したKO宣言が飛び出すなど、前戦以上の無敵ぶりを示す構えだ。

 6度目の4団体王座防衛戦となる次戦で、13年以来自身2度目の年間4試合。勝利すればジョー・ルイス、フロイド・メイウェザーを抜き歴代単独トップの世界戦27連勝。また新たに歴史的な足跡を残す。「お互いしっかり勝たなきゃいけない試合。ワクワクもしているし、どんな戦いになるかも楽しみ。まずは12月の試合をクリアした先に見えてくる試合。そこに焦点を合わせて集中していく」。中谷との頂上決戦を最高の形で実現させるため、まずは完勝で25年を締めくくる。 

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