松本流星 後輩の高見に続く!帝拳ジム最速7戦目での世界王者へ「自信はある」 亡き先輩との約束果たす
プロボクシングWBA世界ミニマム級王座決定戦 同級1位・高田勇仁(ライオンズ)《12回戦》同級2位・松本流星(帝拳) ( 2025年9月14日 名古屋・IGアリーナ )
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WBA世界ミニマム級王座決定戦で世界初挑戦する、同級2位の松本流星(27=帝拳)が5日、都内の所属ジムで公開練習を行った。
同級1位の高田勇仁(27=ライオンズ)の陣営が視察する中、シャドーにミット打ち、サンドバッグ打ちを披露。強烈な左を打ち込み状態の良さをアピールすると「コンディションも良いし、スパーも練習も一番してきた。順調だし自信はある」と初の世界挑戦へ自信満々。これまで日本人世界王者13人を輩出した名門ジムで、プロ7戦目の世界挑戦は最速。同ジムの浜田剛史代表は「ここ数試合で一気に伸びた。パワーも増してうまさとマッチした。タイトルを獲ればまた伸びると思う」と王座奪取に期待した。
松本は父・廣(ひろし)さんの影響で4歳から競技を始め、中2の頃に父とともに兵庫から上京。日出高、日大では92戦77勝15敗を記録しアマ4冠となり、23年2月にプロデビューから6連勝(4KO)で世界挑戦権を手にした。「世界王者になることは子供の頃からの夢の一つ。しっかりかなえたい」と「流星」という名前の由来となった“夢をかなえる”時は目前だ。
後輩の活躍が刺激となっている。同門の高見亨介(23)は7月30日、WBA世界ライトフライ級王者エリック・ロサ(25=ドミニカ共和国)を10回2分48秒TKOで破り、プロ10戦目で初の世界王者に輝いた。試合前には約1カ月、高見のスパーリングパートナーを努め「逃げる場面や前に行く場面が練習になった」と一階級上の選手と約50ラウンドの実戦をこなし自信を深めた。担当の田中繊大トレーナーは「かなり長い時間スパーを積んで、この試合に向けて強くなった」と成長を実感。松本自身も「高見がチャンピオンになって自信になったし、自分も続きたい。今ボクシング界に新しい風が吹いていると思うので、その中の一人になれるように勝ってアピールしたい」とベルトを巻く姿を想像した。
亡き先輩との約束と果たすためにも負けられない。日大時代の先輩・神足茂利さんと、同門だった浦川大将さんが8月2日の興行で急性硬膜下血腫を起こし先月、亡くなった。神足さんとは試合後にともにベルトを巻いた状態で食事に行く約束を交わしていた。「一生懸命好きなことに没頭できることは幸せなことだと、先輩方に教えてもらった。好きなことができているうちは必死に頑張りたい」と勇姿を届ける活躍を誓う。
空位の王座を争う、同級1位の高田については「気持ちが強く、試合に強い選手」と分析。ここまで8敗を喫し自身とは対照的なキャリアを歩んできた“苦労人”だが「自分もアマ時代は負ける悔しさや一番になれない悔しさを知っている。相手もそうだが、自分も必死にやる。最後まで気を抜かないことを徹底したい」と強い覚悟をにじませた。
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