元世界王者の徳山昌守会長 東大阪市のジムをプロ加盟へ 19年半ぶりにプロの世界へ
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元WBC世界スーパーフライ級王座・徳山昌守氏(50)が昨年12月、大阪府東大阪市に開いた「徳山ボクシングジム」をプロ加盟申請したことが分かった。10月にも申請は受理され、アマチュアとプロ、双方を育成するジムとして再スタートを切る。
すでに西日本ボクシング協会に加盟申請書を提出し、7月29日の理事会にも出席。「ボクシングという素晴らしい競技を広めていくことが使命。普及に取り組みたい」とあいさつしたという。2006年2月、指名挑戦者ホセ・ナバーロ(米国)を12回判定で退け、世界王者のまま現役引退してから19年半。今度は会長としてプロのリングへ戻ってくる。
「現役の頃からずっと言い続けてきた。お世話になったボクシング界に恩返しがしたかった」
その思いゆえ、選手との向き合い方も自身の現役時代とでは違う。「何が何でもベルトを獲ってこい」から「健康なままリングを下ろす」へ。そのために活かせるのが同級王座を2度獲得して連続防衛8度、通算11勝1敗の世界戦戦績で培った「空間の支配者」と称されたボクシング理論。「距離感、リズム、タイミング。これを制した者が勝つ。“打たせずに打つ”を教えたい」と力を込める。
すでにジムには100人近い練習生がおり、うち4、5人はプロ転向の意向を持つという。同時期に同じ関西を拠点に活躍した元WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積氏(44)は昨年6月に、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏(45)も先月にアマチュア専門のジムからプロ加盟した。
元世界王者がプロへ回帰する動きが相次ぐ。徳山氏はそれ以上に、プロ志望の練習生の思いに突き動かされたという。「いつかは、いつかは、と言ってたら60歳になってしまう」。引退後は大阪・鶴橋で焼肉店を経営。その後、個人トレーナーの形でアマチュアボクサーを指導した。紆余曲折の歩みで得た経験の全てを注ぎ込むという。
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