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5・4ベガスデビュー「鉄の拳」中野幹士 「世界にアピールするKOを」 クリア後は年内世界挑戦も意欲

[ 2025年4月11日 19:37 ]

ベガス戦へ意気込んだ中野
Photo By スポニチ

 プロボクシング東洋太平洋フェザー級王者の中野幹士(29=帝拳)がラスベガスデビュー戦で世界にアピールするKO劇を狙う。5月4日(日本時間5日)に米ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われる世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)の前座で、ペドロ・マルケス(30=プエルトリコ、16勝10KO1敗)とフェザー級10回戦で対戦する。

 10日に所属ジムの公式ホームページでも発表され「正直まだ実感が湧かない」と率直な心境を明かしつつ「チャンスをいただけたので、しっかり世界にアピールできるようなKOができたら」と初の海外戦へ静かに闘志を燃やす。

 無理もない。中野は21年10月に米フロリダ州での試合が予定されていたが、試合一週間前に相手の負傷で中止となった。「前日計量のタイミングくらいまで(実感が)湧かないのかも。それまでは普段通りの試合と同じように準備している」と平常心を強調。同門の日本ライト級15位の宮田彪我(24)らとこなすスパーリングは国内で打ち上げ、コンディションづくりを優先させるため早めに渡米する予定だ。

 直前で中止となった21年には同地のMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催されたサウル・“カネロ”・アルバレス(=メキシコ)とカレブ・プラント(米国)による4団体統一スーパーミドル級タイトルマッチを観戦。「うわ、すげーとお客さん目線で感動したのは覚えている。いつかここで試合をやることはあるのかな」。カネロが11回TKO勝ちし、4団体統一を成し遂げた当時の光景は今でも目に焼き付いている。会場は違えど、今度は自身が本場のリングに立つ姿をイメージする。

 世界ランキングはIBF8位、WBA9位、WBC10位、WBO11位に名を連ね、年内の世界挑戦にも意欲を示す。「内容次第。(世界挑戦)できると思ってもらえる試合をしたい」。10年前の5月1日(日本時間2日)にラスベガスで試合を行った担当トレーナーの元世界2階級制覇王者・粟生隆寛氏(41)や、元WBA世界スーパーバンタム級王者の下田昭文氏(40)らジムの“レジェンド”からは敵地で戦うための心得も伝授された。

 当日は井上尚弥の4団体4度目の防衛が懸かる一戦。「尚弥さんあっての自分。僕なんてお豆みたいなもの」と笑いながら「やっぱり倒したいし、結果的にアピールにつながれば」と気合十分。12戦全勝(11KO)で「鉄の拳」の愛称を持つ男は主役級のインパクトを残すため、静かに燃えている。

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