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パッキャオ育てた“名伯楽”強気のKO宣言!クアルトが「110%勝つ」

[ 2023年4月12日 04:30 ]

IBF世界ミニマム級暫定王座決定戦    同級3位 レネ・マーク・クアルト《12回戦》同級4位 重岡銀次朗 ( 2023年4月16日    東京・代々木第2体育館 )

<クアルト 公開練習>報道陣に対応した(左から)亀田興毅氏、クアルト、ノノイ・ネリトレーナー(撮影・西海健太郎)
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 「ダブル暫定王座決定戦」に臨む重岡兄弟に“名伯楽”から宣戦布告だ。弟・銀次朗の対戦相手クアルトが11日、都内のジムで練習を公開。同行したノノイ・ネリ・トレーナー(54=フィリピン)は1回でのKO決着に自信をのぞかせた。

 ネリ氏は過去に元世界6階級制覇王者パッキャオ(44=フィリピン)、ジョンリール・カシメロ(34=同)らを指導。11、12年にはフィリピンのベストトレーナー賞を受賞した名伯楽で「ゲームプランはあるが、作戦はシークレット。110%勝つ。とにかく1回にKOを狙う」と不敵に笑った。

 “愛弟子”クアルトについては「技術的には(パッキャオと)ほぼ同じだが、より小柄な分スピードは彼の方が速い」と絶賛。そのクアルトも銀次朗の印象を問われると、「そこそこ。そこまで苦労することはない。イージーワーク」と豪語するなど、“前哨戦”は終始クアルト陣営のペースだった。

 《興毅氏もパンチ警戒「硬そう」》興行をプロモートする元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏も終始、クアルト陣営に圧倒されっ放しだった。アマチュア時代の戦績は自称「200戦で2敗ほど」と話す元同級王者のクアルトに「話さんと分からんもんやな」と脱帽。公開練習の最後にはミットを持ち、右ストレートや左フックなどを受け「打ち下ろすように打ってくるし、パンチは硬そう。(トレーナーは)パッキャオの元トレーナーやし、これはなめとったらあかんな」と警戒した。

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2023年4月12日のニュース