×

フジタ“Jr”ハヤト 望月ジュニアからK.I.Dで勝利!望月マサアキへ「もっと激しい蹴り合いを」

[ 2023年4月5日 07:00 ]

望月ジュニアにK.I.Dを決めるフジタ“Jr”ハヤト
Photo By スポニチ

 ドラゴンゲートは、4日に新宿FACEで12年ぶりとなる特別大会「武勇伝・令-Zero-」を開催した。セミファイナルではみちのくプロレスのフジタ“Jr”ハヤトと望月マサアキが久々にマッチアップして会場を大きく沸かせた。最後はハヤトが、マサアキの息子である望月ジュニアにK.I.Dを決めて勝利した。試合後には、望月からみちのくプロレスのリングでの対戦要求。ハヤトも対戦実現へ前向きなコメントで返答した。

 12年ぶりに開催された「武勇伝」。セミファイナルはマサアキ、ジュニア、LEONA対ハヤト、ストロングマシーン・J、のはしたろうの6人タッグマッチだった。ハヤトにとって「武勇伝」は特別なリングの一つである。

 みちのくプロレスは、ルチャスタイルが主流な中でハヤトの攻撃的な打撃を主体とするバチバチのファイトスタイルは異色だった。ハヤトがデビュー後、ファンから厳しい意見もあった中でターニングポイントになったのが「武勇伝」でのマサアキとの試合だった。その試合後にマサアキは「(ハヤトは)そのままのスタイルでいい」と背中を押してくれたことが、ハヤトの迷いを無くした。

 この試合は、10年以上ぶりとなる両者のマッチアップからスタート。大ハヤトコールが鳴り響く中で、両者は蹴り合って会場を大きく沸かした。

 そしてこの2人の他にも、2世レスラー同士のLEONAとJが試合前から意識していた。試合中には、Jがジュニアにドラゴンスープレックスを決めてLEONAを挑発。そこから両者は意地の張り合いに。LEONAがドラゴンスクリューから足四の字固めを決めるとハヤトがカット。

 そこから望月親子対ハヤトの構図になったが、ハヤトはマサアキに投げっぱなしジャーマンを決めて排除。そこからハヤトとジュニアのマッチアップ。ジュニアも健闘したが、試合時間残り1分を切る中で最後はハヤトがK.I.Dを決めて勝利した。

 試合後にマイクを持ったマサアキは「フジタJrハヤト!大病を患って見事な復活。俺も感動させてもらったよ。そしてこの武勇伝のリングに上がってきてくれてありがとう」とハヤトに感謝した。「今日はジュニアが世話になったな。せっかく12年ぶりにこのリングに上がってきたんだから、次は俺がみちのくプロレスのリングに行ってやるぞ」とみちのくのリングに乗り込むことを宣言。

 ハヤトもマサアキに感謝した上で「望月さん、このベルトに挑戦するかどうかはちょっと考えます。でもみちのくは30周年なので、ゆかりのある選手は僕が言わなくても呼ばれると思うので、熱い試合しましょう」とみちのくのリングでの対戦実現へ前向きなコメントで返答した。そして「年を取ったせいか、蹴りの威力も前よりも落ちていると思うので…」と挑発とも取れる発言をしながらも「僕もがんの闘病しながら、練習しているので、練習してもっと激しい蹴り合いを見せましょう」とつづけた。

 そしてジュニアに対しても「めちゃくちゃ好きなので、めちゃめちゃカッコイイと思うので、これ以上強くならないようにもっと潰したいと思います。よろしく」と握手を交わした。続けてマサアキと握手すると思われたが、ハヤトが握手を拒否した。

 バックステージでもハヤトは「久々の武勇伝は楽しかったね」と語った。そして「望月ジュニア!めちゃくちゃいいよ。別にお父さんとか関係ねぇ。もっともっと噛みついて良いと思うし、力がほしくなったら俺がすぐに助けに行くわ。もっと上の世代を潰そうじゃない」と今後ジュニアを助ける場面もあることを示唆した。

 「俺たちが勝つことはカードが発表された時点で分かっていた。俺の病気とか関係ないよ。リングに上がったら目の前の敵を倒すだけ」と力強いコメントで締めた。

続きを表示

この記事のフォト

2023年4月5日のニュース