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村田諒太が28日に引退会見 2月に意思表明 日本人初の五輪金メダル&プロ世界王者

[ 2023年3月27日 20:06 ]

村田諒太
Photo By スポニチ

 プロボクシング元WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(37=帝拳)が28日に都内で引退会見を開くと所属ジムが27日、発表した。村田は2月22日に開かれた22年度のボクシング年間表彰式に出席し、年間最高試合賞を受賞した昨年4月9日のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)とのミドル級王座統一戦について「あの試合が僕の中では最後の試合と思っている。最後の試合が評価されたのは凄く感慨深い」と引退の意思を明かした。最後の試合か、との念押しにも「まだ発表できていないだけの話で、個人的にはそう思っています」と強調していた。

 村田は12年ロンドン五輪で日本人48年ぶり2人目、ミドル級では日本初となる金メダルを獲得。13年8月にプロデビューして17年10月に2度目の挑戦でWBA世界ミドル級王座を獲得し、世界的に選手層が厚い伝統の階級で竹原慎二以来、日本人2人目の世界王者となった。五輪とプロの両方で頂点に立った日本人は村田が初めて。18年10月に陥落も19年7月に王座復帰を果たし、新型コロナウイルスの影響による2年以上のブランクを経て、昨年にゴロフキンとのミドル級王座統一戦が実現。9回TKO負けでベルトを失った。通算成績はアマ138戦119勝(89KO・ROC)19敗、プロ19戦16勝(13KO)3敗。

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2023年3月27日のニュース