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ゴロフキンが村田諒太から奪ったWBAミドル級スーパー王座を返上、無冠に 今後は未定

[ 2023年3月10日 07:51 ]

統一戦で村田に勝利したゴロフキン
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 WBA(世界ボクシング協会)は9日、世界ミドル級スーパー王者のゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)が王座を返上したと公式ツイッターで発表した。WBAスーパー王座は昨年4月9日に村田諒太(37=帝拳)との2団体王座統一戦に9回TKO勝ちして奪ったタイトルで、ゴロフキンは今年2月のIBF(国際ボクシング連盟)ミドル級王座に続くベルト返上により無冠となった。

 ゴロフキンはWBA世界ミドル級正規王者エリスランディ・ララ(39=キューバ)との統一戦を指示されており、今月13日に興行権の入札が予定されていた。王座返上によりWBAのミドル級王者はララ一人となった。4月11日に40歳を迎えるララは現役最年長世界王者となる。

 ゴロフキンは村田との統一戦後、昨年9月17日に4団体統一世界スーパーミドル級王者の“カネロ”ことサウル・アルバレス(32=メキシコ)との3度目の対決を行い、0―3で判定負け。米スポーツ専門局ESPNが入手した、ゴロフキンの代理人によるWBA宛のメールでは「ゲンナジーは再び戦うことにコミットしているが、次戦の計画を決めかねており、ララとの入札期限が迫っている中、プロセスが長引くことを望んでいない」と説明しているという。ゴロフキンはカネロに敗れたあとDAZNとの契約が満了し、今後は未定となっている。

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2023年3月10日のニュース