“悪の化身”グレート・ムタ　魔界に帰還…シャイニング・ウィザードで有終　6人タッグマッチ

白使にシャイニング・ウィザードを決めるムタ（撮影・島崎　忠彦）
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　世界にその名をとどろかせた“悪の化身”グレート・ムタが22日、プロレスリング・ノアの横浜アリーナ大会で6人タッグマッチを行い、必殺技シャイニング・ウィザードで有終の美を飾った。

　ムタが降臨したのは89年4月の米メジャー団体WCW。顔に歌舞伎のくま取りのようなペインティングを施し、80年代前半に全米マットで大人気を誇った「東洋の神秘」ザ・グレート・カブキの息子という触れ込みで人気を得た。02年には全日本で3冠ヘビー級王者に輝き、08年には約6年ぶりに3冠ヘビー級王座を戴冠。その後も活躍を続けたが、代理人を務める武藤敬司が来月引退することに伴い、魔界への帰還を発表していた。毒霧からポーズを決め、花道を引き揚げたムタは「バイバイ、エブリバディ。ノーモア、ムタ」と話し、車いすで会場から消えた。