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内山高志氏 バラダレスVS重岡銀次朗の無判定試合に怒り!「あの試合はどう考えてもおかしい」

[ 2023年1月8日 07:00 ]

元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏
Photo By スポニチ

 プロボクシング元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏(43)が8日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。6日に行われたIBF世界ミニマム級王者ダニエル・バラダレス(28=メキシコ)に重岡銀次朗(23=ワタナベ)が挑戦した試合結果に対して怒りを口にした。

 試合は3回終盤、バラダレスが自ら頭を当てにいっているようにも見える偶然のバッティングから頭部の痛みを訴え試合続行不可能をアピール。レフェリーが試合終了を告げると、会場はため息に包まれた。両手を広げ試合続行をアピールしていた重岡は信じられないような表情を浮かべ青コーナーにうずくまり、悔し涙を流した。当初は3回2分48秒負傷引き分けと発表されたが、IBFルールにより無判定試合と訂正された。

 無判定試合の結果に「なぜあの結果になったのか。なぜあそこでレフェリーが試合を止めてしまったのか。本当に謎ですね」と率直な疑問を口にした。「ぶっちゃけ、何発も殴られてるんだからアゴに頭が当たったぐらいで痛いわけないじゃないですか。強さを求めてやっていたはずなのに何なんだあの弱腰は。バラダレスは3ラウンドまで戦って、勝てないと思いからあんな風になったと思います」と王者バラダレスへの苦言を呈した。

 「あれがありなら負けそうな選手がちょっとバッティングして頭痛いから試合できないって言ったら試合成り立たないですよ。レフェリーは何やってるんだ。ジャッジもIBFの関係者も居て、会場ではスロー映像も流れてるからどう見てもわかるじゃないですか。レフェリー、ジャッジ、関係者がそれを検証しないのが謎でした。どう見ても逃げただけじゃないですか」と怒りを口にした。

 「あの試合はどう考えてもおかしいですよ。あれは続けさせるべきですよ。あんなんだったらボクシングがつまらなくなる。重岡が圧倒していてチャンピオン目前であんなんされて可哀想だった」とつづけた。

 無効試合という結果になった意味が理解できないという。「あれが偶然のバッティングとして取るならばドローですよ。なぜ無効試合になったのかよくわからない」と憤りが止まらなかった。

 残念な重岡に対しては「おそらく再戦あれば勝つと思うし、バラダレスじゃなくても世界王者になると思うのでずっと応援していきたいと思います」とエールを送った。

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2023年1月8日のニュース